少女マンガが好きなオジサン
駅前の小さな本屋でアルバイトをしていた頃の話。
日曜日は店長がお休みの日で、朝は俺と女の子と二人で
店番をすることが多かった。
日曜日は本の発売がないので棚並べの仕事などがなく、
都市部とは違い、それほど忙しくはない。
アルバイト二人でも十分ことたりた。
そのお店の常連で気になるお客様がひとりいらっしゃった。
毎週かならず日曜日の朝11時にお越しになる。
ガチムチな感じのオジサン。
オジサンと言っても当時の俺からしたらということで
きっと当時30代前半ぐらいだったか。
丸メガネをかけた短髪で丸顔、いつもラグビージャージを好んで着ていた。
結構かわいいと思っていた。
どことなく戦時中の通信兵のような面持ち。
毎週のように訪れては15分ほど立ち読みをして、
大量の少女マンガをレジに持ってこられる。
コミックではなく、月間誌や増刊誌もってこられる。
少女マンガ雑誌ってものすごく分厚くてそれを5〜6冊も
買われると通常の袋では入りきらないため、必ず彼専用に
大きな紙袋を用意していた。
で、数ヶ月後。
当時付き合っていた男が発展場に遊びにいこうと
梅田のあるサウナに連れて行かれた。
特に興味もなかったのだが面白いというのでシブシブ。
それにしてもなんで付き合ってるのに
わざわざサウナなんかでデートしなくちゃいけないんだろう?
気持ちがよくわからないな。
俺をそのサウナに捨てようとしたのだろうか?
乱交目的だったんだろうか?
ま、その話はおいといて、
その梅田のサウナでマンガオジサンを見つけたのだ。
世間は狭い。
ベンチに腰掛け、バスタオル一枚でタバコ吸いながら友人たちと談笑していた。
あ、あのおじさんだと思った。
ああ。
日曜日のマンガオジサンは俺と同じくゲイだったのか。
言われてみれば、あのファッションはイカニモゲイ好みだ。
そうやってじっと見てるうちに目が合ってしまった。
俺の欠点の一つは気になることがあると、状況に関係なく
じっと見てしまうということだ。
咄嗟に思ったことは、「あ、これはマズイ。本屋の兄ちゃんがホモだとばれちゃった」
ということであった。どうしようどうしよう。
でも、顔見知りのお客さんだし、何か反応しないと。
いや、反応しなくていいのか?無視するか?どうしよう。
sdjfdけfひうえおえおぴふぇpじぇお。
てな感じでパニックになってしまった。
で、俺のとった行動は
「いらっしゃいませ」と満面の笑みを携えて
きっちりと30°の角度で挨拶をしてしまった。
バスタオル1枚の姿でw
オジサンはポカ〜ンとされたままだった。
恥ずかしくなった俺はイソイソとその場を離れた。
なんだいらっしゃいませって。
ここの従業員かよw
それ以来、その梅田のサウナには行っていないw
あのオジサンもあんな辺鄙なところから大阪に通っていたんだなぁ。
今思い出しても顔が真っ赤になる。恥ずかしい。
でも、サービス業に携わっていたアルバイトとしては誇りに思っていいよね?
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日曜日は店長がお休みの日で、朝は俺と女の子と二人で
店番をすることが多かった。
日曜日は本の発売がないので棚並べの仕事などがなく、
都市部とは違い、それほど忙しくはない。
アルバイト二人でも十分ことたりた。
そのお店の常連で気になるお客様がひとりいらっしゃった。
毎週かならず日曜日の朝11時にお越しになる。
ガチムチな感じのオジサン。
オジサンと言っても当時の俺からしたらということで
きっと当時30代前半ぐらいだったか。
丸メガネをかけた短髪で丸顔、いつもラグビージャージを好んで着ていた。
結構かわいいと思っていた。
どことなく戦時中の通信兵のような面持ち。
毎週のように訪れては15分ほど立ち読みをして、
大量の少女マンガをレジに持ってこられる。
コミックではなく、月間誌や増刊誌もってこられる。
少女マンガ雑誌ってものすごく分厚くてそれを5〜6冊も
買われると通常の袋では入りきらないため、必ず彼専用に
大きな紙袋を用意していた。
で、数ヶ月後。
当時付き合っていた男が発展場に遊びにいこうと
梅田のあるサウナに連れて行かれた。
特に興味もなかったのだが面白いというのでシブシブ。
それにしてもなんで付き合ってるのに
わざわざサウナなんかでデートしなくちゃいけないんだろう?
気持ちがよくわからないな。
俺をそのサウナに捨てようとしたのだろうか?
乱交目的だったんだろうか?
ま、その話はおいといて、
その梅田のサウナでマンガオジサンを見つけたのだ。
世間は狭い。
ベンチに腰掛け、バスタオル一枚でタバコ吸いながら友人たちと談笑していた。
あ、あのおじさんだと思った。
ああ。
日曜日のマンガオジサンは俺と同じくゲイだったのか。
言われてみれば、あのファッションはイカニモゲイ好みだ。
そうやってじっと見てるうちに目が合ってしまった。
俺の欠点の一つは気になることがあると、状況に関係なく
じっと見てしまうということだ。
咄嗟に思ったことは、「あ、これはマズイ。本屋の兄ちゃんがホモだとばれちゃった」
ということであった。どうしようどうしよう。
でも、顔見知りのお客さんだし、何か反応しないと。
いや、反応しなくていいのか?無視するか?どうしよう。
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てな感じでパニックになってしまった。
で、俺のとった行動は
「いらっしゃいませ」と満面の笑みを携えて
きっちりと30°の角度で挨拶をしてしまった。
バスタオル1枚の姿でw
オジサンはポカ〜ンとされたままだった。
恥ずかしくなった俺はイソイソとその場を離れた。
なんだいらっしゃいませって。
ここの従業員かよw
それ以来、その梅田のサウナには行っていないw
あのオジサンもあんな辺鄙なところから大阪に通っていたんだなぁ。
今思い出しても顔が真っ赤になる。恥ずかしい。
でも、サービス業に携わっていたアルバイトとしては誇りに思っていいよね?
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